歴史:革命と反動の図像学 小倉孝誠 - 古書買取 澤口書店

「革命と反動の図像学 一八四八年、メディアと風景」 小倉孝誠 白水社

「独裁も時にはぜひ必要だ。圧制者がいいことをしてさえくれれば、圧制政治も万歳さ」。

同世代の人々の「精神史」を書こうと構想されたフロベール『感情教育』には、一八四八年の二月革命下、社会主義者が地滑り的に「転向」してゆく姿が描かれている。二月革命の歴史的意味は何だったのか?社会主義者はなぜルイ・ボナパルトの独裁にすり寄っていったのか?

こうした問題関心から、十九世紀を席巻したロマン主義と社会主義、そして、それらを規定したメディアとテクノロジー、風景と音に光を当てる。革命と反動が交錯した時代は、都市に「雷鳴よりも騒々しい」産業革命の轟音が響き、科学が顕揚される一方、人々は教会の「鐘」を通した身体感覚もまだ残していた。「反動」の時代の基底を探る試み。

 

革命と反動の図像学

 

歴史学古書買取り無料出張買取りにてお伺い致します。

古書無料出張買取りフリーダイヤル 0120-68-2332

E-mail sawa.tokyokosho@honey.ocn.ne.jp

澤口書店 東京古書店へのお問い合せは03-5577-6982までお願い致します

 

 

投稿日:2015/08/30

TOPへ戻る